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14年12月16日

うつ病の心理カウンセリング徹底的受容

うつ病改善のカウンセリング  「徹底的受容」


 うつ病改善の心理療法として、認知行動療法とともに組み立てられている、徹底的受容(リネハン)は、その状況を価値判断したり批判したりしないで認識するスキルです。習得が非常に難しいスキルです。
 あるがままを受け止めるという意味のこのスキルは、森田療法の「あるがままを受け止める」と同じです。森田療法では、これができれば、ノイローゼは治るというほどのものです。ですから、これを習得できたら、心理カウンセリングは終了宣言してもよいくらい重要なスキルとなります。
 うつ病の背景にあるのは、その人の思考の問題です。認知行動療法によって、それまでの否定的非合理的な考え方が簡単に修正できるなら良いのですが、幼いころから形成された思考パターンであるために、修正するには時間がかかることが多いです。明るく楽しい思考はその人生を引き寄せますから、そうした考え方の方が良いに決まっています。それができなければ、考えないとう方法もあるのです。しかも考えないということができれば、マインドフルになるのですから、こんなにいいことはないはずです。「徹底的受容」とは、否定的悲観的な考えを捨てるというスキルでもあります。






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