コラージュ療法
コラージュとは、「ノリで貼り付ける」を意味しています。
実際には、用紙に用意された写真を、自由に張っていく作業です。
1980年代頃から、日本でも盛んにおこなわれるようになりました。
特に集団療法で使用されることが多い様子です。
絵画療法に比べると、
・絵を描くことに抵抗のある人でも、準備された絵や写真を貼り付けるだけなので、だれでも導入しやすい。
・簡単な作業なので、適応範囲が広く、子どもからお年寄りまで可能範囲となる。
・適応範囲は、一般の心の問題のある方のほかに、知的障害、認知症老人など、一般的に作業が困難と思われる方にも適応できる。
・絵画の場合、急性期の患者さんにする場合、思考拡散があって、危険な状況を誘引してしまうことがあるが、それに比べると、コラージュ療法は適応に問題は少ない。
などの特徴があります。
セラピストと交互に行う、「相互法」
家族で実施してもらう「家族法」
家で宿題として実施してもらう「宿題法」などがあり