不安や苦痛を起こす疲労とは？


　阪神カウンセリング・ラボでは、心の状態を安定させるリラクゼーションとして、エンドルフィンやセレトニンなどの脳内の神経伝達ホルモンが出るように、呼吸法、意識集中法、動作法などを伝達して、うつ病やその他の心の問題の解決に役立てています。


　今日のテーマは、「不安や苦痛を起こす疲労とは？」です。

　疲労というのは、大きく三つの原因があります。一つは、身体的疲労です。二つ目は、精神的疲労です。三つ目は、自然のリズムの不調による疲労です。
　身体的疲労というのは、体を使って疲労したり睡眠不足によって生じたりする疲労を指します。精神的疲労とは、考えすぎによる疲労です。自然のリズムの不調による疲労というのは、脳内のリズムが、外側にあるリズムと調子が合わなくなって起こる疲労です。季節の変わり目や生理などは、外側のリズムと内側のリズムが合わなくなってくる典型的な例です。
　身体的疲労やリズムの不調は、自然に時間を待てば解決します。しかし、精神的疲労は、その思考を続ける限り解決せず、それだけでなく、ますます疲労をつくりだします。したがって、精神的疲労＝思考による疲労は、最もダメージの大きな疲労となります。人が強い不安に陥ったり苦痛の状況になったりするのは、これらの疲労のどれか、またはすべてが絡まっておこります。そうすると、思考によるダメージが止まらず疲れは一気に増幅して、耐えられないほどの苦痛が起こされます。






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