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15年11月30日

うつ病・不安障害・パニック障害の症状改善「不安を増幅させる思考例」

うつ病・不安障害・パニック障害の症状改善
「不安を増幅させる思考例」


    うつ病や不安障害、双極性感情障害、気分循環性障害の心理カウンセリングは、認知療法や対人関係療法や弁証法的行動療法や論理療法などが有効です。「心の癒しのコンビニ」阪神カウンセリング・ラボでは、その人の状態に合わせて心理療法を実施しています。今日のテーマは、「不安を増幅させる思考例」です。
    具体的な例を挙げると、こういうことです。Aさんは、上司から仕事を依頼されました。その上司に、「明日までこの伝票を整理しておいてくれ」と強い調子で言われました。Aさんは、この上司、私のこと嫌いなのかしらとふと感じましたが、まだたくさん残っている仕事に追われながら、「はい」と返事をしました。ところが、翌日出社したとき、上司に「伝票」と言われて、頼まれた仕事をしていなかったことに気づきました。「何てことだ。伝票ぐらいちゃんとやっておけ」上司はAさんを叱りました。Aさんは、やはり私を嫌っていると確信し、そんな上司に頼まれた伝票整理という簡単な仕事もできなかった自分を悔やみました。

「こんな忙しい時に、伝票なんていう仕事をさらに依頼する上司が悪い」
「いや、こんなに忙しいことを知っていて、わざわざ私に依頼したのだ」
「私を嫌いだから、あんなに強く私を叱り飛ばしたのだろう」
「こんな上司のもとで働くのは嫌だ」「でも、これで仕事を辞めるわけにはいかないし、どうしよう」
「私が辞めれば、この仕事を別の人がやらなければならないし、迷惑がかかる」
「こんな仕事のできない人間が、この仕事を続けていても仕方ないのではないか」
「いや、これくらいは誰でもできることではないか」
「ああ、なんて情けない。こんな私は全く価値のない人間だ」
「ああ、もうこの仕事を続けることはできない」

このように、起きている事実とは異なった推測による事実で、問題を複雑化させていきます。







◎大阪、神戸の阪神カウンセリング・ラボで、うつ病改善や双極性感情障害改善のカウンセリングを!
◎大阪・梅田、兵庫・明石の相談室には、近畿各地から相談者が来られています。
◎心理カウンセリングの他、アサーション・トレーニング、心理学セミナー、バウムテスト講習会、グループワーク、臨床心理士のスーパーバイザーなどを実施しています。
◎認知行動療法、精神分析療法、来談者中心療法、行動療法、弁証法的行動療法、家族療法、リラクゼーション法など、適切なカウンセリングで対応します。
◎臨床心理士を養成した元大学教授の主宰する臨床心理士の心理療法相談室です。