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16年08月05日

「夫婦関係の調整」神戸三宮の相談室

「夫婦関係の調整」 神戸 三宮の相談室

 夫婦関係の問題には、どちらかのパーソナリティ障害が絡んでいることがあります。人格障害(パーソナリティ障害)の領域になってくると、薬物も心理カウンセリングも、非常に難しくなってきます。人格障害(パーソナリティ障害)の治療に手を焼く医者は多くいます。状態の改善に心理カウンセリングが有効な面がありますが、かなり綿密な用意と時間が必要なことが多いケースです。しかし、最近ではそれらの人格障害(パーソナリティ障害)に対して有効な弁証法的行動療法という心理療法が工夫されています。
 境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)分裂性人格障害(分裂性パーソナリティ障害)だとか、自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)などは、本人は健康な意識でいると確信していることが多いので、心療内科に来ることも、心理カウンセリングに来ることも、よほどの出来事がない限りありません。しかし、これらの問題は、心理療法の対応が、有効な領域といえます。