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10年12月28日

心理療法(心理カウンセリング)6精神分析療法

精神分析療法
 
 フロイトの創始した心理療法を「精神分析療法」と言います。
 フロイトは、当初ヒステリーを対象として、行った心理療法として有名です。
 精神分析では、欲求が自己防衛機制として、無意識の中に抑圧・否認された結果生じるものが症状とされ、ヒステリー患者をその心理療法の対象としたのです。
 精神分析療法を概略すれば、主として幼児期の性的な欲求を抑圧・否認している無意識の意識化を目指して、それを解放しようとした試みと言えます。
 正統的な精神分析療法では、神経症の患者を対象に、週4から5回、寝椅子を用いて自由連想をさせるという方法がとられます。その流れは基本的に以下の通りです。
①治療的契約
 面接の進め方、料金や基本的規則について契約する。(契約同盟を結ぶなどと称します)
②治療的退行
 面接が進むにしたがって、幼児期の対人関係パターンに依存した退行が見られます。これは患者が治療者に「抵抗」という形で表れ、一方では「転移」という形で治療者に通常好意的な態度で表れます。
③防衛分析
 「抵抗」の分析を解釈という形で行い、無意識過程の意識化を進めます。これがなされた場合を「洞察」と言います。
④転移分析
 幼児期に両親などへ向けられていた感情的葛藤や対人関係パターンが、治療関係のなかで再現されます。これを繰り返し指摘することで、さらなる洞察へと進めます。
⑤徹底操作
 抵抗と転移の解釈を繰り返しながら、症状の消失、対人関係パターンやパーソナリティの改善に進みます。
 
 以上のような経過で行われるのが精神分析です。自由連想によって無意識を意識する方法として、自由連想法以外に一時流行しましたが、催眠法を使って進める場合もあります。ちなみに1980年代に我が国に広まった、ワイスの「前世療法」は、ワイス自身催眠法を使って精神分析をした経過の中で生まれた方法です。(前世療法は精神分析療法とは関係ありませんが)
 問題点は、患者の通う回数が、週4から5回という多さです。実際、精神分析の文献などをよんでも、数百回目の記録が平気で紹介されています。他の心理療法家からは、これだけ回数をするなら、精神分析の結果よくなったのではなく、自然治癒だと指摘されるところは精神分析療法の問題点といえるでしょう。


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