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13年09月17日

うつ病と認知行動療法

自分を傷つけ不安障害になる対処法2の問題

 2「将来起こるかもしれない苦痛、過ち、問題について心配して不安になる」は、心の問題を抱える人がよく行っている対処法です。これを行っていると、結果的には、将来に関して不安になります。不安障害のほとんどの人が、この対処法をかたくなに実施しています。この傾向の人は、将来に関して、とことん考えます。そこまで考えるかというようなところまで考えつくすのです。そんなこと怒ることはないことまで考えて準備します。そんなこと起こるはずはないというところまで考えているのですから。現実に事態が進展しても、起こるはずがないのです。そうすると、ここまで考えたのだから、起こらなかっただと安心します。この安心感は成功体験として記憶されますから、こうやって将来を心配して考えておけば大丈夫だと思い、次もまた次も同じように考えつくすのです。成功茶意見とはいえ、このように考えつくすことはエネルギーが必要で、疲れますから、たまに考えないでいることもあります。考えないでいると、心配するようなことが必ず起こるのです。なぜならある程度の心配するようなことはいつでも起こっているからです。ストレスに対処する方法を持っている人は、この程度の問題には、それなりに何とか対処していきますが、その方法を持たないので、今度はこんな失敗しないように、また考えつくそうとします。また、考えたのにもかかわらず、不都合なことが起こることがあります。それは対処するには大変であっても何とかなるようなことがほとんどです。すると、ここまで事前に準備し考えつくしたのだから,この程度で済んだんだと、また安心するのです。このような考え方を「魔法の考え」といいます。このような対処法は、確固とした対処法として習慣化されます。やがて将来のことを考えるだけでは対処できないようなことはたくさん起きます。そのことが重なるような場合、その他の対処法を持たなければ、破綻するしかないのです。