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14年05月21日

森田療法

 森田療法とは、我が国から発信された世界的な神経症の治療法です。1920年ころ、精神科医である森田が、自らの経験によって作り出した療法です。森田は、学生時代に患った神経症を自ら治していく過程を参考にして、入院治療で実施します。精神的な不安定さや不安感は「あるがまま」にうけとめる心構えを大切にして、絶対臥床をし、その後、作業や日記を書きます。それによって目的本位の行動を目指す心構えを作り出すことによって治療を進めていくところに特徴があります。

 「あるがままを受け止める」という心構えは、精神的に安定をするうえで非常に重要で、現在では入院することなく、外来でも実施されるようになってきました。一般のメンタルケアにおいても、健康な人の生き方においても、「あるがまま」を受け止めることは有意義なことなので、自己啓発の講習や健康学習の場面でも広く扱われるようになってきています。

 パーソナリティ障害(人格障害)、特に境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害)の心理療法で有効であると最近導入されている「弁証法的行動療法」でも、「あるがまま」という心構えが導入されています。リネハンらは、「徹底的受容」という言葉を使っています。徹底的受容とは、その状況を批判したり価値判断したりしないで,認識することを意味していますが、これは森田療法のいうところの、「あるがまま」の姿です。

 

 阪神カウンセリングラボでは、「あるがまま」の心構えを、リネハンの手法を応用して、心の問題に悩んでいる方の心理カウンセリングを行っています。土曜日、日曜日も実施しています。幼児・子ども連れの方も、ご相談中は保育いたします。平日は20時までの予約を受け付けています。