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14年06月01日

行動療法2

行動療法 2

 

氾濫療法と内波療法

 前回お伝えした系統的脱感作法とは、接近の仕方が全く逆となるのが、氾濫療法と内波療法と呼ばれる行動療法です。

 系統的脱感作法は、不安や恐怖に対してクライエントを徐々に接近させる方法をとります。これに対して、氾濫(flooding)療法や内波(implosive:強制)療法は、クライエントに初めから強い不安や恐怖に対決させる方法です。恐怖や不安を感じなくなるまで、直接対決させていきますから、クライエントにはかなり厳しい心理療法という場合もあります。この療法では、まずクライエントを恐怖刺激にさらして対決させ、恐怖を回避する反応を妨害します。恐怖刺激に対する非恐怖行動を学習させて、その過程で起こるクライエントの混乱が、破局的な結果をもたらすものではないということを体験させることが重要となります。

 

 内波療法と氾濫療法の違いは、ほとんどありません。一般的には、強い恐怖刺激の体験を必要とされるのが内波療法であり、激しい情緒を伴わないのが氾濫療法と呼ばれることもありますが、厳密に両者の違いがある訳ではありません。氾濫療法や内波療法では、恐怖刺激を視覚的に想像させますが、実際の恐怖場面に直接対決させる場合もあります。しかし、直接場面の対決に失敗すると、恐怖反応がかえって高まってしまう場合があります。このため両者の心理療法では、徐々に対決させる方法の方が適しているといえましょう。広場恐怖、不潔恐怖症、強い依存行動などに適した心理療法だと言われています。

 

 

□阪神カウンセリング・ラボは、心の問題なら、どんなことでも受け付け、対応致します。

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□自分のことを率直に表現する理論とスキルを学ぶ、アサーショントレーニングを実施しています。

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◆カウンセリングに来られる前、どんなことをするのかとドキドキしてこられることが多い様子ですが、皆さん「来てよかった」と言ってくださることがほとんどです。いつまでも悩み不安でいるよりも、一度お越しください。