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10年07月26日

認知行動療法7うつ病や不安障害の背景その2

認知の歪みの背景
 長い生育歴の中で、不安や抑うつ状態になりやすい人の情報処理の仕方は、幼いころの家庭が大きな影響を持っている点で見ていくと、二番目の出来事は、「子どもに対する親の無理解な家庭環境」といえます。
 親の側から考えると、これは案外、意識していないことが多いように思われます。特に最近は、子どもの数が少ないこともあって、一生懸命に子育てをしていますから、客観的にどうかは別として、親の心情からは、子どもを痛めつけているとは思っていないで、一生懸命していることが、実は子どもを痛めつけているということは結構ありそうです。
 しかし、もし、親が気が付いていない感情のまきちらしをしているとしたら、子どもは傷ついているということは認識すべきでしょう。
 こんな極端な言葉を吐くことはないかもしれませんが、例としてあげるならば、以下のような言動です。
「おまえは役立たずだ」
「おまえは生きていてもしょうがない奴だ」
「おまえなんか生むんじゃなかった。価値のないやつじゃ」
「おまえのような馬鹿で間抜けな人間は見たこともない」
などという、言葉やそれに類する言動は、子どもを傷つけます。
親は無意識でこうした感情のまきちらしをします。これを繰り返されたら、子どもはたまったものではありません。
こうした環境で育った子どもは、大きくなると、自信を失い、自尊心を傷つけられ、自分は価値のない人間だと思い込むようになります。
大人になって、社会や仕事に入った時に、それらの心情が活性化して、ちょっと失敗したり、つまずいたりすると、上司や仲間に言われた叱声を、無批判に受け入れてしまい、混乱に陥っていきます。
「こんなことで失敗するなんて、なんて情けない」
「こんな程度で失敗する私は、なんて無能なんだ」
「こんな失敗をする私は、生きてても価値のない人間なんだ」
などと嘆き悲しんで、自分を追い込んでいきます。

阪神カウンセリング・ラボは、大阪、梅田と、神戸、明石に相談室を持つ心理カウンセリングの場所です
   臨床心理士による豊富な体験を生かして、うつや不安や悩みなど心の問題に、適切に対応いたします
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