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10年08月09日

前世療法の現象をどのようにとらえるか?

魂の世界と科学

前世療法の現象説明
 
前世があるかどうかは別として、前世療法の効果は、絶大なものがあります。
 
前世療法に、心理臨床家が魅かれる理由は、そこにあるのです。
 
これが、科学の世界、たとえば、催眠学界などの研究発表に結び付かないのは、前世という、信じるか信じないかの世界のことであって、実証的な科学から論じられないという問題があるからでしょう。
 
そして、科学者の多くは、論理的にその現象を説明しようとしますから、それまでの心理療法として、それに該当するような事例に当てはまれば、それでよしとするのです。
 
前世そのものは認めないけれど、その現象は、現在ある臨床理論や技法に当てはめていくわけです。その当てはめが正しければ、前世はないということになります。
 
しかし、前世で話される、洋の東西を問わず同一の内容・場面だという不可思議な事態を、説明できないということに関して、論議はそれ以上進んでいないというのが現状といえるでしょう。
 
催眠学会など、アカデミックな立場から、前世療法を覗くなら、その効果は認めるけれど、いわゆるイメージ療法の理論に基づくものと同じで、十分説明できると考えています。
 
イメージ療法とは、現実問題を直視することは非常につらいことなので、フィクション(作り話)に置き換えて語る、その安全装置のおかげで、自分の問題を見つめる安心感によって問題を解きほぐし改善していくという療法です。

だから自分の現状を前世という架空のイメージを作りだしたのだとみるのです。
 
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