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16年09月08日

うつ病のための阪神カウンセリング・ラボの認知行動療法

うつ病のための阪神カウンセリング・ラボの認知行動療法

「梅田 福島のカウンセリング」

 

 薬だけでなかなか良くならないのは、その原因が環境にあるからです。うつ状態が、環境の中でのその対応の仕方から生まれる息苦さだとしたら、その息苦しさを取り除く作業をしなければなりません。薬物治療は、その作業過程が抜けて、体内のうつ状態を増進する脳内物質の除去や増加に役立ちます。しかし、薬だけでは、同じような息苦しい環境が設定されると、それをどう乗り越えていけばよいかわからず、再びうつ状態に陥ってしまうことになるのです。

 その点、認知行動療法は、それまで通用してきた情報処理の仕方を再検討し、必要なものはそのままにし、それまでにない必要な新たな情報処理の仕方を身に着けるようにするものですから、うつ状態に落ち込むようなかつての環境が訪れても、それほど落ち込むことは少なくて済みます。認知行動療法によって得られた、新たな対処の仕方によって、状況への対処が、適応的で柔軟になっているのです。

 

 

 

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