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13年05月20日

うつ病と認知行動療法

認知行動療法

 認知行動療法は、1962年、アメリカの精神科医ベックが始めた療法です。

 ベックはうつ病と診断された人と診察をしているときに、その応答の仕方の奇妙さに気づき、もしかしたらうつ病の人は独特の思考傾向があるのではないかと考えました。
 そこで、うつ病と診断された人々を一堂に集め、ある状況を示して、これをどのように考えるか、作文させました。それらを集計して調査すると、うつ病の人の思考傾向がわかったのです。それらは次のような内容でした。
 まず、思考内容として、低い自尊心、強く過度の責任感、逃避傾向・不安といったもの。思考パターンとして、独善的推論、選択的抽象化、思考の拡大・矮小化、過度の一般化、重責感、二分割思考などです。
 これらの思考傾向がどんなものであるかの詳細は、以降のブログで説明いたしますが、この思考傾向が否定的、非合理的であるがゆえに問題を生じてしまい、結果うつ病になるのだと考えたのです。したがって、うつ病とは思考の障害なのだと推論し、この思考を改善することによってうつ病が治ると考えたのです。