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14年06月16日

心理療法心理カウンセリングの理論と技法の話

 心の問題を解決するためには、心理療法、心理カウンセリングがありますが、それらがどんなものであるかは前回説明しました。それでは、心理カウンセリングまたは心理療法と呼ばれるものには、どんな理論や技法があるでしょうか?
 日本ではカウンセリングというと、治療者が相談者の話をひたすら聞く姿勢で、時々治療者が何かを話すというスタイルを想像されている方が多いと思います。実際に受けられた経験のある方は、そういったスタイルのカウンセリングを体験されている場合も多いでしょう。心理カウンセリングは、あくまでも人を通して、人とのかかわりをしながら問題を解決していくことが原則であるなら、言語表現をもってかかわることは必然です。しかし、実際には、それ以外の理論や方法で、カウンセリングが行われています。それには、世界の臨床学術界で200以上もの有効だと認知されている技法があるのです。相談される方は、この技法のいずれかで問題解決に向かうことになります。
 精神分析という理論では、創設したフロイトが、神経症を対象として開発されていきましたから、特に解離性の絡んだ症状には、よく適応されます。認知行動療法は、ベックがうつ病の患者さんを対象として開発されましたから、うつ病には有効です。これら有名な心理療法も、時代を経て、神経症やうつ病以外にも有効性が認められ、改善されて発展しています。感情調節の難しいパーソナリティ障害の人も、かつては認知行動療法が主流でしたが、今では弁証法的行動療法が使われています。心理療法、心理カウンセリングも日々進化しているといってよいでしょう。
 心理カウンセリングをこれから受けようと思われている方は、特にこうした事情を理解したうえで、自分にあった手法をとってくれるところを選ぶとよいでしょう。素人の考えで判断しないで、よく相談されて選ぶとよいと思います。



 大阪梅田、兵庫明石に心理相談室を持つ「阪神カウンセリング・ラボ」は、臨床心理学を専門とした元大学教授、経験豊富な臨床心理士が対応する、心の相談専門機関です。
 うつ病や神経症や摂食障害など心の問題をはじめ、パーソナリティ障害、精神病など、また、人間関係や教育、性格診断など、幅広くどんなことでも相談にのっています。
 性犯罪や窃盗などの被害者や加害者の心のケアも心理相談の対象です。
 また、臨床心理学に関心を持つ専門家の育成も視野において、心理学に関する学習やセミナー、ワークショップも実施します。
 アサーショントレーニング、心理学グループワークなども毎月実施しています。