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14年07月01日

群集心理としてのパニックパニック発作

群集心理としてのパニック  パニック発作を考える

 1938年、オーソン・ウェルズは、火星人襲来のドラマを制作し、それをラジオで流しました。まだテレビのない時代です。放送中は、何度もそれがフィクションであることを伝えられました。この物語を、600万人の人が聴いており、そのうちなんと100万人の人が、現実のニュースとして誤認して、強い不安を感じたり、逃走行動を起こしたりと、パニック状態に陥りました。冷静に考えれば、火星人襲来なんていうことは、現実的な論点とドラマの進行を考慮すればいくつかの矛盾はすぐ発見できるのに、これほど多くの人が混乱してしまったのです。しかし、パニックを起こした人たちは、この内在的チェックに失敗しました。また、いつもの通り静かな道路を見て、すでにみな逃げてしまったので誰も通らないのだと勘違いし、外在的なチェックにも失敗したのです。これらのチェックの前後に、100万人の人がパニックを起こしているのですから、そういった他人の間違った情報を受け入れれば、パニックの要因になります。こうして全米で大混乱を起こしたのです。
 キャントリルという学者は、この事件後、どういう人がパニックに陥ったかを調査しました。それによると、感受性の強い人ほど、学歴の低い人ほど、パニックに陥りやすかったという結果が出たと報告しています。これはあくまで群集行動でのパニックで、心の問題として起こるパニック発作とは別なものです。しかし、感受性が強いという点は、パニック発作にかかる人には関連した結果でしょう。学歴が低いということは実際にはほとんどなく、むしろ学歴の高い人が、カウンセリングに来られるケースの方が多いという事実があります。パニック発作の実際は、学歴よりも、情報処理の仕方を誤って捉えてしまうことが関係しているのだと思います。



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●小さなお子様がいらっしゃる場合は、ご相談中スタッフがお子様の面倒を見ます。ご予約の時、その旨お伝えください。