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14年08月29日

うつ病の予防に大切な思考の改善とは。

うつ病と二分割思考 -思考が不安を生み出す背景

 人が状況を判断するときは、スーと自然に浮かんでくる思考によって把握します。これを自動思考といいますが、これは誰でも持っている心の在り方です。うつ病や心の不安をかかえやすい人は、状況の処理の仕方が、悲観的で非合理的であるために、状況判断を誤ったり人間関係を崩したりしやすくなります。ベックはこの状態をとらえて、うつ病とは思考障害だと考えました。認知行動療法は、この思考の修正をすることによって、生きにくい暮らしを生きやすくすることを狙ってます。

 ところが、うつ病や不安感を抱えやすい人は、比較的安定した状況ではしない判断を、不安定になると著しく不安をかきたてる思考で対応しがちになります。それは、自動思考のもとになっている、信念が影響しているからです。「~せねばならない」「~してはならない」などのように、極端な思考傾向があるために、不安定な状態になればなるほど、その思考が活性化します。

 これらの極端な思考の中でも最も厄介な思考パターンが、二分割思考といわれるものです。0か100か、白か黒かというような思考は、その中間点やあいまいなことを認識できず、少しでもそうでないと0としてしまうのです。それは普通に考えればかなりのレベルであっても、100のレベルが基準となっていますから、本人にはその認識ができません。
 認知行動療法の中で最も解決しなけれなならないものと、最も解決に困難が伴う思考は、この二分割思考です。完璧思考とか完全主義とか呼ばれる思考パターンは二分割思考と同じです。このために自動思考がなかなか適正化せず、悩みが大きくなる結果を引き呼びます。





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