初めてのお客様QA
最新更新情報
出張講演情報
ワークショップ
喜びの声紹介
阪神カウンセリング・ラボBLOG

http://www.tls-o-ideacreate.tls-cms002.net/
携帯サイトへは左記QRコードよりアクセスください。

用語集

回避性人格障害

電話相談メール相談

回避性人格障害(かいひせいじんかくしょうがい)または回避性パーソナリティ障害(英: Avoidant Personality Disorder; 以下APDと呼ぶ)、別名「不安人格障害」(Anxious Personality Disorder)は、広汎にわたる「社会的な活動の抑制」「『自分なんかふさわしくない』という感覚」「否定的な評価に対する過敏さ」「社会的な交流の回避」などのパターンによって特徴づけられる、人格障害の一種である。

APDをもつ人は、自分は社会的に不適格で魅力に欠けていると考え、笑われること、恥をかくこと、排除されること、嫌われることを怖がり、そのために、社会的な交流を避けようとする傾向をもつ。自分は孤独者(loner)であるとし、社会から取り残されている感覚を訴えるのが典型である。

通常、成人期早期に自覚され、子どもの頃に親や友人から排除された(と本人が感じた)ことと結びつけて考えられている。排除されたと感じたことが「APD特有の『人間関係の気にしすぎ』のせい」であるのか(または客観的に排除が存在したのか)については、定説には至っていない。

診断基準 (DSM-IV-TR)

アメリカ精神医学会のDSM-IV-TRでは、次のように定義している。

成人期早期までに始まり、多様な場面で表れる、広汎にわたる「社会的な活動の抑制」(social inhibition)、「『自分なんかふさわしくない』という感覚」(feelings of inadequacy)、「否定的な評価に対する過敏さ」(hypersensitivity to negative evaluation) のパターンで、以下のうち4つ以上で現わされるもの。

1. 非難、反対意見、排除を怖れるあまり、人との接触の多い職業活動を避けようとする。
2. 自分が好かれていると確信しないかぎり、人との交流をもとうとしない。
3. 自尊感情(feelings of self-worth)が非常に低く、恥をかいたり、笑われたり、排除されたりすることを怖れるあまり、親密な関係づくり(initiating intimate relationships)を控えようとする。
4. 社会的状況のもとでは、「非難されはしないか」「排除されはしないか」という心配にいつも心を奪われている。
5. 「自分なんかは(相手に)ふさわしくない」との思いから、人との出会い(new interpersonal situations)においても交流を控えてしまう。
6. 自分は社会人として不適格(socially inept)である、魅力に欠ける人間である、他の人よりも劣っている、などと考えている。
7. 新しく何かを始めることは「恥ずかしい(embarrassing)思いをしてしまうかもしれない」ので、そのようなリスクを取ることを極端に嫌がる。

他の精神疾患との関連

研究の示唆するところによれば、社会的な交流の場面において、APDをもつ人々は、社会恐怖をもつ人々と同様に、自分自身の内面的な反応を極度に気にする傾向がある。しかし同時に、彼らは相手の反応をも極度に気にしており、これは社会恐怖の人々とは異なる点である。こうした「気にしすぎによる極度の緊張」という観点から、多くのAPD患者に見られる「話しぎらい」や「無口」を説明することもできるかもしれない。つまり、自分自身と他者とを気にしすぎ、そこに心が奪われてしまっているため、流暢に話すことが難しくなっている、と考えられるのである。

数字的評価は各種の診断方法により大きく異なるとはいえ、一般に、APDはとくに不安障害をもつ人々に多いことが報告されている。パニック障害と広場恐怖症とをもつ人のおおむね10 - 50%、また、社会恐怖(社会不安障害)をもつ人のおおよそ20 - 40%が、APDをもっているとされる。全般性不安障害をもつ人のうち最大45%、また、強迫性障害をもつ人の最大56%の人がAPDをもっている、との報告もある。DSM-IVでは触れられていないが、以前には、境界性人格障害とAPDとの複合的な特徴をもつ「回避性・境界性混合障害」(avoidant-borderline mixed personality; APD/BPD)が提唱されたこともあった。

原因

APDの原因は明らかになってはいないが、社会的、遺伝的、心理学的な要因が複合的に影響している可能性が考えられる。また、遺伝的な気質要因に関連している可能性が考えられる。とくに、小児期・青春期におけるさまざまな不安障害の存在が、「引っ込み思案」や「臆病」や「新しいことに対して尻込みする」などの特徴をもつ気質と関連づけて考えられている。

APDと診断された人の多くが、幼い/若い頃に、長期にわたって親からの非難や排除を受けつづけた辛い経験をもっている。排除的な親と繋がりたいという一心から、彼らは関係性を渇望するが、繰り返し非難を受けるうちにやがて、彼らの願いは徐々に「防衛的な殻」へと変質してゆくのである。

症状

APDの患者は自分の欠点にばかり注目しており、「自分が排除されることは決してない」と思えたときだけにしか人間関係をもとうとしない。喪失や排除の体験は彼らにとってあまりにも辛すぎるため、人と繋がるようなリスクを冒すよりは、むしろ孤独を選ぼうとするのである。

* 非難や排除に対する過敏さ。
* 自らすすんで社会的孤立を選んでいる。
* 親密な人間関係を熱望していながら、その一方で、社会的な場面においてはあまりにも引っ込み思案である。
* 他者との交流を避けようとする。
* 「自分なんかふさわしくない」という感覚。
* 自尊感情(self-esteem)の低さ。
* 他者への不信。
* 極度の引っ込み思案(shyness)、臆病。
* 親密さを求められる場面でも情緒的な距離を置いてしまう。
* 非常に自己意識的(=いわゆる自意識過剰)。
* 自分の対人関係の問題について自分を責めている。
* 職能上に問題を生じている。
* 孤独なる自己認識。
* 自分は人より劣っていると感じている。
* 長期にわたる物質依存/乱用。
* Investment in fixed fantasies。

治療

治療には、ソーシャルスキルトレーニング、認知療法、少しずつ社会的な接触を増やしていく曝露療法、ソーシャルスキルの実践のためのグループ療法、ときには薬物療法など、さまざまな技法が用いられる。

APD患者がセラピストを信頼できなくなったり、排除への怖れを抱いてしまった場合、治療のためのセッションから逃げてしまうことが多い。このため、患者の信頼を獲得し、維持することが、治療の最大の鍵である。個人面接型のセラピーにも、ソーシャルスキル・グループ療法にも言えることだが、治療の主たる目的は、患者が自分自身の「大げさなまでに否定的な自己像」(exaggeratedly negative beliefs about the self) に取り組むようになってもらうことであると言える。


ウィキペディア参照:https://ja.wikipedia.org/

その他の症状

統合失調症の症状と治療気分障害の症状と治療うつ病の症状と治療双極性障害の症状と治療パーソナリティ障害(人格障害)の症状と治療妄想性人格障害の症状と治療統合失調質人格障害の症状と治療反社会性人格障害の症状と治療境界性人格障害の症状と治療演技性人格障害の症状と治療自己愛性人格障害の症状と治療回避性人格障害の症状と治療依存性人格障害の症状と治療不安障害の症状と治療パニック障害の症状と治療広場恐怖症の症状と治療恐怖症の症状と治療広場恐怖症の症状と治療閉所恐怖症の症状と治療暗所恐怖症の症状と治療高所恐怖症の症状と治療低所恐怖症の症状と治療飛行機恐怖症の症状と治療身体醜形障害の症状と治療嘔吐恐怖症の症状と治療対人恐怖症の症状と治療男性恐怖症の症状と治療女性恐怖症の症状と治療動物恐怖症の症状と治療植物恐怖症の症状と治療クモ恐怖症の症状と治療先端恐怖症の症状と治療イスラム恐怖症の症状と治療ペドフォビアの症状と治療社会恐怖の症状と治療強迫性障害の症状と治療心的外傷後ストレス障害の症状と治療急性ストレス障害の症状と治療全般性不安障害の症状と治療適応障害の症状と治療身体表現性障害の症状と治療心気症の症状と治療身体醜形障害の症状と治療解離性障害の症状と治療解離性健忘の症状と治療解離性遁走の症状と治療解離性同一性障害の症状と治療虚偽性障害の症状と治療ミュンヒハウゼン症候群の症状と治療代理ミュンヒハウゼン症候群の症状と治療発達障害の症状と治療精神発達遅滞の症状と治療学習障害の症状と治療読字障害の症状と治療発達性協調運動障害の症状と治療広汎性発達障害の症状と治療自閉症性障害の症状と治療レット障害の症状と治療アスペルガー障害の症状と治療注意欠陥・多動性障害の症状と治療行為障害の症状と治療異食症の症状と治療チック障害の症状と治療トゥレット障害の症状と治療夜尿症(遺尿症)の症状と治療場面緘黙症(選択性緘黙症)の症状と治療反応性愛着障害の症状と治療摂食障害の症状と治療神経性無食欲症(拒食症)の症状と治療神経性大食症(過食症)の症状と治療睡眠障害の症状と治療不眠症の症状と治療過眠症の症状と治療ナルコレプシーの症状と治療睡眠時無呼吸症候群の症状と治療概日リズム睡眠障害の症状と治療悪夢障害の症状と治療夜驚症の症状と治療睡眠時遊行症(夢遊病)の症状と治療むずむず脚症候群の症状と治療性機能障害の症状と治療勃起機能障害の症状と治療性同一性障害の症状と治療せん妄の症状と治療認知症の症状と治療アルツハイマー型認知症の症状と治療健忘性障害の症状と治療物質関連障害(薬物依存症)の症状と治療アルコール依存症の症状と治療カフェイン中毒の症状と治療窃盗症の症状と治療放火癖の症状と治療ギャンブル依存症の症状と治療抜毛症の症状と治療

不登校の症状と治療保健室登校の症状と治療問題行動の症状と治療虐待の症状と治療被虐待児症候群の症状と治療家庭内暴力の症状と治療ドメスティックバイオレンスの症状と治療機能不全家族の症状と治療非行の症状と治療反社会的行動の症状と治療自律神経失調症の症状と治療対人恐怖症の症状と治療文化依存症候群の症状と治療心的外傷の症状と治療自傷行為の症状と治療

用語集に戻る