うつ病の心理カウンセリング　認知療法

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　今日のテーマは、「うつ病の心理カウンセリング　認知療法」です。

　エリスの言ううつ病の人の不合理な信念を改善していくことは、安定した精神生活に必須のことなのですが、認知行動療法はこれを改善する方法を持っています。認知行動療法では、ファイブコラム法を使って、認知改善のトレーニングをします。
　認知療法の良さは、モニター化といって、自分の考え方の傾向を見えるような形で分析できるようにするところにあります。このファイブコラム法を繰り返し体験していくことによって思考を改善していくのですが、ブックワークで自己トレーニングする多くの人は、途中で詰まってしまいます。なぜなら、元々不合理な信念というのは、その人の持つ確固とした信念なので、どれが合理的で、どれが不合理なのか判断がつかない場合があります。だから自分の考えが変わっているのかそうでないのかがわかりません。うつ病の苦痛は、あいまいな状況を許してくれませんから、認知行動療法そのものを断念してしまうのです。
　心理カウンセリングをするセラピストは、合理的な考え方の区別は明確ですから、クライエントの持つ不合理な考え方を、カウンセリングの最中に実施するファイブコラム法の分析を通して、徐々に修正されるようになっていきます。





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