「睡眠障害」　　うつ病のカウンセリング　


　アサーション・トレーニングは、自分のことを率直に表現することを可能とし、うつ病の改善や予防にも役立ちます。阪神カウンセリング・ラボでは、理論編、実践編を実施して好評を得ています。

　今日のテーマは、「睡眠障害」です。

　睡眠障害には、様々な状態がありますが、多いのは途中覚醒です。夜中に起きてしまうと、なかなか寝付かれずに、あれこれ考え寝ようとすればするほど寝られなくなってしまい、明け方を迎えてしまうといったものです。夜中に起きて考えると、その思考内容は、あまり良い考えが浮かんでこず、それまでの失敗やこれから起こるであろうことの心配や不安が頭中を駆け巡ります。思考というのは止めようと思えば思うほど止まらくなり、寝ようとすることと思考から離れることに懸命になっているうちに夜が明けてしまうのです。
　しかし、こうした睡眠障害の問題は、眠れないことへの思考による疲労を強化しているところにあります。夜中ずっと寝ていないわけではなく、どこかで必ず眠りに陥っています。深い浅いはありますが、ほとんどどこかで眠りに落ちています。にもかかわらず、起きている記憶だけが明らかになっているだけということが多いのです。ですから、「眠れない」と思考によって疲れをため込んでいるのであって、それさえしなければ、睡眠はそんなに心配しなくてもよいのです。
　睡眠欲は人間の基本的な欲求ですから、心身が必要となれば必ず寝ます。考えすぎないようにすることが大切です。





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