職場のメンタルヘルスの大切な理由は？


　うつ病の最新の療法は、認知行動療法にマインドフルネススキルを採用したものです。阪神カウンセリング・ラボでは、最新の認知行動療法を実施してうつ病の克服に効果を出しています。

　今日のテーマは「職場のメンタルヘルスケアの大切な理由」です。

　阪神カウンセリング・ラボには、働く人のメンタルヘルスケアで相談に来られる方が多くいます。最近日本でも、企業のメンタルケアの理解が進んで、様々な保険制度を利用しながら、企業の支援を受けて心理カウンセリングが受けられるようになっています。そうした働く人が大勢来られますが、企業によって職場のメンタルケアの姿勢はまだまだ違いがあります。
　

　外資系のある企業に勤めている方が、阪神カウンセリング・ラボに訪れて言われた言葉は、大変印象的でした。
　「私の会社は、私のようにうつ病になっても大切に扱ってくれる。その理由は、優秀な人材を採用したのだから、病気になったら会社に所属したままで治しなさい。優秀な人材を他の場所に逃すな。」という考えが浸透しているそうです。
　日本では、企業によって、うつ病になる方の扱いに困惑して、退職の方向につなげてしまうところがあります。そうした大企業に勤めていてうつ病になった人が、その会社を辞めて、次の会社に再就職した人がいます。その会社でもうつ病が再発して、阪神カウンリング・ラボで心理療法を受けました。一年ほどのカウンセリングで、症状が改善し自信をつけて仕事を続けました。その後、その方は、国際的な製品のプロジェクトチームに、会社内の大勢の希望者から選抜されました。このように先の退職した会社は、優秀な人材を外へ逃がしたしまったことになります。せっかく採用した人材を外へ逃がさないためにも、働きやすい環境をつくって、無駄な投資を減らし、企業のレベルを上げるためにも、職場のメンタルヘルスは大切だといえます。






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