うつ病のカウンセリング「論理療法」
うつ病の心理療法 「論理療法」
うつ病改善やパニック障害の人のために心理カウンセリングを実施している、大阪梅田、兵庫明石にある、阪神カウンセリング・ラボでは、心の問題に関わるあらゆる相談を受けつけています。
今日のテーマは、「論理療法」です。
アルバート・エリスの「論理療法」は、これまでの認知行動療法をABC理論に基づいて発展させたものです。
ABC理論とは、A:activating event B : belief C : Consequenceの頭文字をとらえて説明される、論理療法の原点です。
エリスは、「思考Bは状況Aにもとづいて起こり、感情Cは思考にもとづいて起こる」として、うつ病者に起こる思考Bの不合理さをとらえて状態を改善していこうとするものです。この論理療法は、REBT(rational emotive behavior therapy)と記載されます。
論理療法においては、「ラショナルであるためには人が、(a)実用的、(b)論理的、(c)現実に即していなければならない。したがって、ラショナリティとは、人々が基本的な目標や目的を達成することを手助けするものであり、論理的(非絶対的)、経験に基づいて現実と一致しているもの」と定義されています。
一方、イラショナリティとは、「人々が基本的な目標や目的を達成することを妨害するものであり、非論理的(特に独断的かつ"ねばならない"化)で、経験的に現実と一致しないものである」と定義されています。
(「実践論理療法入門」 ウィンディ・ドライデン他 岩崎学術出版)
論理療法は、この定義にもとづいて、ラショナルとイラショナルを明確に区分けするところから始まります。
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