アートセラピー(芸術療法)
描画療法と描画テスト
描画は、臨床と心理検査という二つの側面を持っています。
絵という性格上、描く人の心理が出るのは当然です。
描かれた内容には、その型の深い思いや無意識が出てくるのです。
そこで、描画を臨床に使う場合と、心理検査に使う場合が出てきます。
阪神カウンセリング・ラボで、定期的にセミナーを開催している「バウムテスト」も、その両面を持っています。
バウムテストそのものは、心理検査で使用されてきましたが、実際に実施していくうちに、臨床でも使用できるということがわかってきます。
おそらく絵を描くということが、何らかの精神的に癒しになる要件を持っているのでしょう。
何回も描いているうちにその人の変化もわかります。
絵を描きながら、関わることも、普通の話だけによるよりも、スムーズに進むこともあります。
即座に性格の特徴をフィードバックすることによって、問題点を探ったり双方の信頼関係が生まれたりします。