パニック障害の心理療法

　「パニック障害は先行き不安」
　

 
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　今日のテーマは、「パニック障害は先行き不安」です。
　この続き、「対処法の提示」　は、http://www.hanshin-cl.com/　　オフィシャルホームページをご覧ください。

 
　パニック障害の背景は、「先行き不安」によるものです。この不安感は、かつて体験した著しい恐怖から来ます。その多くは、電車などの乗り物に乗っている時に、何かしらの不安を基に、心臓の動悸がはげしくなり息切れや発汗がともなって、死んでしまうのではないかという恐怖のどん底に落とし込まれてしまいます。その時の苦しみが、その後の生活の中でいつ起こるかわからず、それが起こったらどうしようと考えるとそれまでできていた外出も困難になってしまいます。

　同じような心の問題は、赤面恐怖や書痙恐怖症にも共通の恐怖感がともないます。赤面恐怖は、誰かの前で赤面するのが怖いので、赤面します。赤面したらどうしようと思った途端赤面します。やがて赤面するしないにかかわらず赤面することが怖いので、外出ができなくなってしまうのです。
　書痙恐怖症も同じです。人前で字を書く時に震えてしまってそれを人がどう見ているのかが不安になり、人前で字を書くことが辛くなります。その不安感を抱えたまま人の前で字を書かねばならない時に震えたらどうしようと心配するあまり手が震えてしまいます。やがてそういう場面を考えただけでも不安感が強まるので、人前で字を書けなくなるだけでなく、そういう場面が起こるような場所は一切避け、やがて外出もできなくなります。







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