引きこもりの論理7「引きこもりのカウンセリング」
引きこもりの論理 7 「引きこもりのカウンセリング」
大阪・梅田、神戸・明石の阪神カウンセリング・ラボは、臨床心理士の担当する相談室です。精神的な問題の解決は、心理カウンセリングが役に立ちます。
今日のテーマは、「引きこもりの論理 7 引きこもりのカウンセリング」です。
子どもは家に引きこもっているわけですから、一般的に行われている心理カウンセリングは受けようもありません。しかし、地域によっては、スクールカウンセラーや教育委員会の協力で、カウンセラーの派遣制度があって、家まで来てくれることがあります。
私が臨床心理士を養成する大学院で教鞭を取っていたころもそういう制度があって、大学院の院生を連れて、引きこもりや不登校のこどもの家まで足を運び、家でカウンセリングを実施していました。それによって、不登校や引きこもりが徐々に溶けて復帰した例も数多くあります。
しかし現状では、そういう制度のないところもあります。また、そのような制度があっても、どこでそれをしているのかわからないといったところが現状でしょう。家にカウンセラーを派遣する側も、部屋に閉じこもった子供を部屋から出すことに大変な思いをしています。「ドア越しのカウンセリング」と言って、顔を合わせないまま、ドアのあっちとこっちで話をするのです。話が出来ない事の方が多いですが、それに耐えてカウンセラーは話しかけます。そうして、徐々に子供が心を開き始めることも多々報告されました。
引きこもりの論理 6 「子どもの本音」は以下のアドレスか、オフィシャルサイト「阪神カウンセリング・ラボ」で検索ください。
http://www.hanshin-cl.com/