DSM-5発達障害の診断の影響
DSM-5 発達障害の診断の影響
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今日のテーマは「DSM-5 発達障害の影響」です。
アスペルガー障害やADHDのような発達障害は、その診断が難しく、ある臨床医の意見によれば、アスペルガーと診断された者の中で、正しく認知される者はわずか20パーセントであったという報告があります。最近は、少しばかり人間関係の不調があると、ネットで検索して、自分の精神疾患名を決めてくる相談者が多くなりました。この背景には、アメリカの精神疾患の診断基準を客観的にしようと作られたDSMの影響があると言えます。現在年々改訂されて、DSM-5まで出来上がっています。これまで医者が独自の経験と勘によって診断されていたものを、DSMによって、その基準を定めたものなので、診断をつけやすく、また理解しやすいものと言えます。
DSM一般の定着によって、現在、人口の20パーセントが何らかの精神科診断を有し、診断の障害有病率となると、なんと50パーセントにも上るとされています。世界の至る所に精神疾患が存在していることになるのです。発達障害の自閉症スペクトラム障害は、20倍増加し、注意欠陥・多動症(ADHD)は、3倍増加し、双極性障害は、2倍増加したと言われています。小児の双極性障害は40倍まで増加しました。こうした傾向は、実際にそうした精神疾患の者が増えたということではなく、粗雑な診断によるものだという批判があります。
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