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15年11月03日

パニック障害の臨床像

  うつ病や不安障害の心理療法
「パニック障害の臨床像」


  1989年、Kleinはパニック障害(パニック・ディスオーダー)の臨床像についてまとめています。
そのいくつかをあげますので、パニック障害についての理解の参考にしてください。

1、特発性パニックが、思いがけなく、予想もせず、自発性の、急速に固まる激しい恐怖で、様々な自律神経症状、特に心臓や呼  吸器系の症状を伴う。
2、特発性パニックは、重症度、頻度、続発性の症状の個人差がある。
3、ある一定の恐怖の対象に恐怖を感じパニックを起こすことがあるが、特発性パニックと状況依存性パニック(ある種の状況でパニックを起こす)とは、異なる。
4、特発性パニックを持った人は、
  1)特発性パニックだけで経過することもあり、
  2)慢性不安状態に進行することもあり、
  3)回避行動を示すにいたることもある。
5、パニックが起きた時、援助者がいることは重要。
6、遠出恐怖は、先に特発性パニックが先行して起こっている。
7、パニック障害を起こす人は、自分が重篤な身体疾患を持っていて、いずれ死ぬか気が狂うのではないかと、思っていることが多い。
8、特発性パニックを持った患者はしばしば次のような状態に移行する。
   a)意欲喪失
   b)抑うつ
   c)アルコール症や薬物依存9、遠出恐怖をもった者は、幼児期に病的な分離不安が認められる。

などなどです。


 パニックを起こした時の恐怖が、後々まで影響して、またこの恐怖が起きたらどうしよう、どうしようもないのではないか。そう思って、外出も遠出もできなくなってしまいます。しかし、最初に起きたパニックの症状ほど、深刻な恐怖は、ほとんど二度と起こりません。薬物療法も研究されていますが、精神療法も有効です。





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