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15年11月05日

手洗い行為と母子関係

不安障害の背景 現象には意味がある
「手洗い行為と母子関係」


   人生に起こるすべてのことに、無意味なことはありません。それは、神経症の症状という本来その人にとっては忌まわしい事柄でも、無意味なことはないのです。
 では、なぜ、そんな症状はいらないと思われるようなことに、意味があるのでしょうか。
 それに関して、強迫症の例をとって説明しましょう。
 例えば、手洗い行為が激しく起こるケースの場合、カウンセリングをしていくと、必ずそうしなければならないエピソードを持っています。その症状を持った人が、幼いころから母親の価値観に乗っ取られていたとしましょう。何をするにつけても、母親の言う通りにしなければならなかった子どもは、大きくなっても、自分の価値で生きていくことは難しいのです。しかし、思春期に入るころから、自我が生まれると、自分の価値と母親の価値との葛藤が始まります。健康な人は、苦しみながらも、それに打ち勝って、自分の意思で何かを決定しなければならないようなとき、自分の責任で、問題を解決しようとします。その結果が不本意であっても、自己の価値で生き、自己の責任で起こした結果については、納得できるのです。ですから、自己の価値を何らかの経過で獲得した人は、そう簡単に崩れることはありません。
 それに比べて神経症状を起こす人は、自分の価値を乗っ取られていますから、自分の意思で決断しようにも決断できず、思ってもいない母親の価値で物事を進めてしまいます。自分で稼いだ給料を使って、新しいバックを買いたいと思っても、母親から、「もったいないからやめなさい」なんて言われると、自分の働いて得たお金ですから、逆らってでも買えばよいのに買うのをあきらめてしまいます。こんな簡単なことが繰り返されて、ストレスは積み重なります。そういう母親がストレス源であることはどこかで理解していますから、母親のちょっとした言動に敏感になっています。






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