うつ病と痛みストレスと痛み
うつ病と痛み
ストレスを受けると痛みが生じる
うつ病の症状には、精神症状と身体症状が伴います。ストレスを受けて視床下部が侵されると、身体症状が生じます。疲れや睡眠や痛みなどが生じます。こうした思わしくない状況におかれているのは、脳の部位がストレスに影響を受けてしまうからです。「心の癒しのコンビニ」阪神カウンセリング・ラボには、こうした痛みの症状に効果的な「意識集中法」というリラクセーション法があります。この「意識集中法」というのは、ツボを利用した痛みを意識することによって脳内の鎮痛物質を活性化させて、同時にリラックスさせる方法と位置付けていますが、これには30年ほどの心理臨床の長い歴史の中で、生まれ改善されてきました。意識集中法が生まれる、最初の頃の出来事は衝撃的でした。
意識集中法が、臨床で使えると思ったのは、脊髄損傷で、動かなくなった不自由な身体のため、医師をはじめ、病院スタッフをてこずらせた方のカウンセリングをしてほしいと、病棟の看護師長から呼び出されてしたときのことです。 私が、その患者さん=Aさんのベッドサイドに行った時は、看護師に罵詈雑言をあびせて騒いでいる最中でした。
私がいくと、「なんやおまえ」と、病院スタッフが困り果てているように興奮した状況でした。私が話しかけても、「身体中痛くて仕方ない」「身体全部や。肩から腰から、足も痛い」と、興奮した声はおさまらないでいました。
しかし、Aさんは、脊髄損傷で、足まで血流が回らず、組織が腐ってしまったため、両足切断しているのです。無くなった足が痛くて仕方ないというのですが、実際にはこういうことがあります。それを「幻肢痛」と言います。足を切断した時に起こる症状です。そこで、意識集中法を試みてみました。その時、今まであんなに騒いでいた、Aさんが、ぴたりと騒々しい声を止めて、静かになりました。意識集中法をおえて、帰ろうとすると、Aさんが、私に向かってしみじみこう言いました。(続く)
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◎臨床心理士を養成した元大学教授の主宰する臨床心理士の心理療法相談室です。