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15年11月24日

パーソナリティ障害の心理カウンセリング「不快な感情の目的」

パーソナリティ障害の心理カウンセリング
  「不快な感情の目的」


    よく人と話していて、ちょっとしたことで怒り出す人がいます。そういう人は、自分の意見にそぐわない他者からの批判的な意見を述べられると、必要以上の激怒で反応します。それほどまでに言わなくてもいいのにと思うほど興奮してしまいます。そういう切れやすい人に出くわすことがありませんか?このように、何かしらの不快な感情には、その人のキレやすい背景が構図として出来上がっています。その構図の最初のものが「感情の目的」です。実は感情には、目的があるのです。そのいくつかを紹介しましょう。   
    たとえば、「怒り」にはどのよう目的があるのでしょう。「怒り」の目的は、支配する、勝つ、仕返しをする、権利を守るというような意味があります。思い通りにいかないと相手に従わせるために怒るのです。こういう人の気持ちには、相手を支配したいとか、優位にたって勝ちたいとか、自分の思いが邪魔されて仕返しをしたいという気持ちが含まれます。権利を守るためにも怒るし、相手に譲歩させるためにも怒りを使います。自分に対して怒る場合は、強制的に何かをやらせたり、自分に罰を与えたりするために怒りが使われます。「絶望」の目的は、自分にあきらめる許可を与えることです。何度も失敗した結果の感情といえます。ひどく落胆していますから、絶望はその人にあきらめることを許してしまうのです。何度も失敗した結果の感情といえます。ひどく落胆していますから、絶望はその人にあきらめることを許してしまうのです。
 このほかにも「いらだち」「退屈」「混乱」「不安・恐怖」「当惑」などなど、不快な感情には様々な目的があるのだといえます。したがって感情のコントロールをするためには、その目的に気付き、その感情の表出が適切であったかどうかを検討しながら、現実の行動場面を修正するためのトレーニングを何度も何度も繰り返す、認知行動療法が有効に働くのです。






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