丹波市、西脇市の心理療法
「うつ病や不安障害の最も改善したい二分割思考」

　うつ病や不安障害やパニック障害等心の問題を抱えやすい人の思考パターンの最大の問題は、「二分割思考」です。二分割思考は、完璧主義の思考とも言われます。
　この思考は、「０か１００か」「白か黒か」「健康か病気か」というように、どちらかしか考えることができない思考を言います。こういうような思考を持った人の特徴は、その中間がわからないという点です。私たちの世界に起きているすべてが、極端などちらかという状態は特定の場合しか存在せず、ほとんどすべてが中間の状況なのですが、それがわからない思考を指します。うつ病や不安障害やパニック障害や摂食障害の人はこの中間な思考、いい加減な状態がどういうものかよく分からないと言います。例えば「好かれている」か「嫌われている」の二つしかありませんから、ちょっとでも嫌なことがあって嫌われていると感じたら、とことん嫌われていると思いがちになります。嫌われているにもさまざまな幅があり、それほど気にしなくてもよい状態でも、「嫌われている」と「好かれている」の二つしか考えられないというのが二分割思考ですから、「嫌われている」と判断します。そうすると、間違いなく状況判断を誤ります。
　うつ病や不安障害の思考パターンのうち、この二分割思考は大変厄介な思考パターンと言えます。





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