ストレスと痛み大阪市中津の心理相談室
ストレスと痛み
大阪市 中津の心理相談室
ストレスがあると、その苦痛は心理面だけでなく身体に影響をもたらします。
それは、脳の刺激に大いに関係しているからです。ストレスは脳の前頭前野と視床下部を侵します。前頭前野が侵されると、集中力や記憶力などの精神症状が出ます。視床下部が侵されると、疲れる、耳鳴り等、身体症状が出ます。痛みは、この視床下部が侵された結果です。意識集中法は、この痛みに対して大変効果的です。
この意識集中法のきっかけは、うつ病で入院された、お年寄りのご婦人でした。うつ病とともに、偏頭痛で悩んでいました。そのご夫人は、主治医に「偏頭痛が治らん。薬がまったく効かん。あんたやぶ医者や」と言ったら、「カウンセリングでも行って来い」と、言われてやってきた方でした。
このご婦人に実施してみたのが、初期の意識集中法です。およそ、10分くらいだったと思います。その処方で、頭の痛みは、半減しているという効果を得ました。この経験が最初です。その時、「もしかしたら、この意識集中法(当時はまだ命名していません)は臨床に使えるかもしれない」と思ったのです。
阪神カウンセリング・ラボでは、うつ病改善のの認知行動療法の中に、この意識集中法を組み合わせて実施しています。