その人の思考を裏付ける証拠についての質問
その人の思考を裏付ける証拠についての質問
「西九条 御影の認知療法」
認知行動療法は、独特の考え方や価値観、固定的な思考パターン（認知）に問題があると考え、認知の歪みを修正する心理療法です。認知行動療法では、自分の「心のくせ」や思考のパターンを知り、それをより柔軟性の高いものに変化させ、現実に適応できる行動のパターンに変えていき、気分の改善を図ったり社会への適応性を高めたりしていきます。 この時、認知の改善のために、その人の思考がどれだけ客観的かを確認する必要があります。自分のくせに基づいた思考は、その人なりに根拠があるので、自然にすっと浮かんできた思考が正しいと思いがちです。例えば、「誰からも愛され受容されねばならぬ」という信念があれば、ちょっとした不快な出来事も、受容されていないと判断し、嫌われていると考えますが、その根拠は乏しく、あったとしても、その人の不合理な信念からくる思い過ごしです。その人の思考を裏付ける根拠を問いかけ、思い過ごしであることを見つけていく作業が大切となります。
アサーショントレーニング参加者募集中 平成２８年１１月１３日～
マインドフルネススキルトレーニング参加者募集中 平成２９年１月から
