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17年10月03日

醜形恐怖症の治療

醜形恐怖症とは

   醜形恐怖症とは、他者の評価はできるのに自分の顔だけは醜いと評価して、外出も人と話すこともできなくなる病気です。なぜこうした心の問題を起こすのか、その背景を見ると、成育過程に発していることが多くみられます。そこでは、親や環境から、情緒的な評価より外形的な評価を重視する傾向が見られます。特に、容姿に関して褒められる記憶を気付かないままため込んでいきます。
 醜形恐怖症の人の性格的傾向は、ほとんど誠実で頑張り屋ですが、情緒的な困難にぶつかる経験がなくうまくいかないと、悩みます。一所懸命にやる姿勢には問題がないので、情緒的困難を乗り越えていくことに困り果てた結果、自分の容姿に問題があるのだとどこかで評価して、困難な自分を防衛するのです。
 実際に醜形恐怖症で来られる方は、容姿に何かあるかというと、皆問題はありません。それどころか、むしろ美形の方が多いです。醜形恐怖症の方の思考の癖として、二分割思考があります。二分割思考は、美しいか醜いかのどちらかしかありませんから、ちょっとでも気に入らない点が見つかれば、「醜い」と断定してしまいます。
   醜形恐怖症の心理療法は、マインドフルネススキルトレーニングを組み合わせた認知行動療法が有効です。