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18年11月15日
睡眠障害のカウンセリング 第3世代の認知行動療法
21世紀に入って脳科学や映像の技術が進んでくると、これまでと異なったアプローチをうつ病などの精神的問題を治療する新たな視点で、認知行動療法がおこなわれるようになってきました。
その科学的知見は、「感情が安定すると、思考が安定する」ということです。
このことは、考えればすぐわかるようなことですが、臨床的にも科学的にもあまりわかっていなかったことです。だから、これまでの認知療法や認知行動療法は、状況の処理をする際に、その人の思考の在り方をとことん注目して改善するという経過を重視しました。これは非常に大切なアプローチです。人が心の問題や病気を抱える背景のほとんどが、その人の考え方に関係しています。考え方次第で、楽にはならないにしてもダメ-ジは少なくなります。それらの安定化した思考は、まず感情を安定させれば出やすくなるはずです。