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18年11月22日
不安障害のカウンセリング 弁証法的行動療法
感情を安定させることに適応される「弁証法的行動療法」の中に位置づけられる「苦悩耐性スキル」は、習得するには大変難しいものといえます。しかし、それだけに、習得すれば感情の安定だけでなく、人生を送る中でも様々な点で役立ちます。「苦悩耐性スキル」は、二つのスキルで構成されています。一つは「徹底的受容」と呼ばれる斧でもので、もう一つは、「注意をそらす、リラックスして落ち着かせる、対処する」です。
徹底的受容とは、起きた状況に対して、よいとか悪い、自分や他人を批判しないで「あるがまま」を受け止めるスキルです。徹底的受容ができれば、安定した瞬間が生まれますから、ほとんどの問題は、よい方向に進みます。徹底的受容が難しい場合には、「注意をそらす、リラックスして落ち着かせる、対処する」を使用して、その状況にぶれず、流されないで、安定した瞬間を作るというものです。