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11年01月18日

心理療法(心理カウンセリング)7ユングの分的心理療法

ユングの分析的心理療法
 
 ユングはもともと、フロイトの理論に共鳴して渡米したスイス人の精神医学者ですが、フロイトの無意識の性的エネルギーに対して、元型を主張したところから、異論を唱える派として、フロイトから排斥されます。
その後、スイスに帰ったユングは、ひどい落ち込みをして、精神病にかかるのですが、幾年かの歳月をかけて自ら回復していきます。その時に試みた絵画が、のちの曼荼羅研究に進展していくのは有名な出来事でした。
それはそれとして、フロイトの精神分析にしろユングの分析的心理療法にしろ、その根は洞察療法という点で共通しています。フロイトがその基礎を作ったという点で、特筆できますが、その流れを受けて、ロジャーズの来談者中心療法も、ベックの認知行動療法も、この「洞察」抜きでは、発展はありえなかったでしょう。
阪神カウンセリング・ラボでは、ロジャーズの来談者中心療法もベックの認知行動療法も、心理カウンセリングの技法として備えていますが、結構早い時期によくなる方のほとんどが、この洞察が、心理カウンセリングという相互のかかわりの中で、起きたからだと思っています。
認知行動療法は、伝達する技法や内容が多いので、20回のプログラムを組みますが、23回で、著しい回復を見せてくれる方が多いのは、はじめの段階で阪神カウンセリング・ラボが行う徹底した自己分析と目標設定の中で、自然に、「洞察」が行われているからだと考えています。
ユングは、意識とともに無意識を生きることを重視した心理療法と言えます。ユングの重視したのは、意識と同時に、無意識の主体性や自立性です。フロイトは、無意識の意識化を目指したのですが、ユングは、無意識の世界での体験を深め、そこから生じる心的エネルギーによって、現実の世界が活性化されると考えたのです。私たち人間の心の全体性の実現は、意識と無意識の両方を生きることだと主張しました。そのために解釈はユング派の場合重視しません。この点がフロイトの精神分析療法と異なるところです。
ユング派は、療法の媒体としてしばしば「夢」を使います。フロイトは、「夢」を無意識に至る手がかりとしましたが、ユングは夢そのものを治療の中核として用いたのです。
ユングによれば、夢は無意識の心の表現であり、内的体験を深めるものであると考えました。そのために、ユングの分析的心理療法は、夢の幅広く奥行きのある分析を特徴としています。


阪神カウンセリング・ラボは、大阪、梅田と、神戸、明石に相談室を持つ心理療法の心理臨床相談室です
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