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19年11月16日
ストレス「抵抗期」の問題
ストレスの二つ目の段階、抵抗期は、ストレスとその処理の均衡をとっている状態で、周囲からは何でもないように見えますが、内面では困難な状態が起こっています。この不安定な状態を紛らすために、二つの特徴的な行動が見られます。一つは嗜癖的行動です。もう一つは、強迫的反復的行動です。嗜癖的行動とは、薬物やアルコール、ギャンブル、食べる、ゲーム、セックス、買い物などを指します。人間の基本的欲求、性欲、食欲、睡眠欲、物欲などを満たす行動です。多少意味は異なりますが、睡眠欲求を満たすために、昼間寝るなども入ります。二つ目の、嗜癖的行動とは、主として、こだわりの行動です。意味もなく同じことを繰り返すことが起きます。それらが固定化すると、何かする時には決まった行動をとらないといられない場合があります。このこだわりは、強迫性障害の確認行為や、特定のモノに恐怖を感じる恐怖症につながったり、体のちょっとした異常にこだわる心身症に発展したりする兆候を示します。