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19年11月19日
ストレスのプロセス 「疲憊期」
ストレスを適切に処理しないと、心身の病気になります。心身の異常や精神的な異常の80%は、ストレスから来ていると言われています。このストレスを初期のうちに処理すれば、生体機能は活発化し、ストレスそのものは、人間活動に意欲を生み出します。しかし、その後の抵抗期に入り、その処理をうまく対応しないと、次の「疲憊期(ひはいき)」に入ってしまいます。疲憊期とは、抵抗力の限界を超えて、均衡が破れた状態をさします。生体的機能が低下し、体温低下、体重減少、免疫力低下が起こります。この段階で、これまで何とか均衡を保ってきた状況から、一気に精神疾患を引き起こし、病状に陥る結果となります。適応障害から心身症やうつ病、不安障害やその他の精神疾患を引き起こした状態です。ストレスを、この疲憊期になるまでに、放置しないで、適切な対応をすることが必要です。