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19年11月23日
解離性障害とは
解離性障害の「解離」とは、特定の心理や行動が、普段の意識から切り離されてしまう状態を言います。大きなショックやストレスから自分を守るための無意識的防御機制と定義されています。解離のともなう精神疾患「解離症」はいくつかあります。記憶、同一性（自我や人格）、知覚、意識、行動などのうち1つ、または複数に混乱がみられます。この内、解離性健忘は、記憶が解離するタイプの解離症です。解離性健忘が発生する背景には、心的外傷や、強いストレスとなる出来事の体験が存在します。薬物や他の病気、外傷などの影響ではなく、精神的な衝撃によって引き起こされます。解離性健忘によって起こる記憶の喪失は、日常的な物忘れとは異なります。解離性健忘は、日常的な物忘れに比べて、記憶を失う範囲が広範囲です。また、日常的な物忘れは心的外傷などストレスとなる出来事とは無関係に生じる点で、解離性健忘とは異なります。
