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19年12月01日
1.不安障害の治療・認知療法
不安障害や対人恐怖症やパニック障害などの心理療法は、認知行動療法が有効に働きます。阪神カウンセリング・ラボでは、様々な最新の行動療法やマインドフルネス認知療法などを組み合わせて治療を実施していますが、その中でも、認知療法が臨床的に効果のあることが実証されていますので、しばらく、不安障害や恐怖症の心理療法に関して記載していきたいと思います。
人が不安障害や恐怖症をおこす背景には、ストレスの処理の仕方の問題があります。ストレスの処理を間違えると、脳がストレスホルモンに侵食されて、脳が傷み疲れてしまいます。
その結果、人によってさまざまな病的反応を起こしやすくなるのです。カウンセリングの中心は、疲れ切った脳の状態をいかに正常にするかですが、それ以前の疲れる原因となるその人の抱えている不適切な対処法に焦点を当てることも重要です。それらは大きく次の3点です。