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19年12月25日
20、うつ病の治療・大阪・兵庫のカウンセリング
例えば、上司に叱られた状況ででは、「上司に叱られた自分には価値がない(I)」と考え、
「上司は私をもっと優しく扱うべきだ(YOU)」と相手を非難し、「このような良くない環
境で働くのは辛い(IT)」と考えるように、3つの分類されたイラショナルビリーフ(不合理
な信念)が関係することがあります。そうすると、「私はこんなに何度も失敗をして上司に叱
られてきたので、この仕事は一生できないことだし続けられない。」と考えます。そうする
と、ますます抑うつ的になり、パニックや神経症状を起こすのです。
こうしたイラショナルビリーフ(不合理な信念)を、エリスはとことんあなたの理性で論破し
ていこうと言います。
例えば、例のようなケースでは、
1)上司の反応は仕事に関する叱責であり、自分に会tがないと言っている絵わけではない。仕事は成功することも失敗するこ ともある。」
2)上司が私を受け入れる入れないのは、先方の自由だ。」
3)この失敗は長い目で見ないと、良かったか悪かったのかわからない。この失敗を次の体験に生かせばよい。」
エリスは、「どんなことでもどんなに苦しくても、何とかなるものだ。」と言います。
認知療法とは、こうしたイラショナルビリーフ(不合理な信念)=固定化した思考から、ラ
ショナルビリー=柔軟な思考に切り替えていく作業を通して、精神的な疾患を乗り越えて
いこうとする方法です。
この項を初めて読まれる方は、前回の「1、不安障害の治療・認知療法」から19までを順にお読みください。解離性障害、うつ病、パニック障害や不安障害、恐怖症等心の問題は、認知障害によるところが大きく、どの症状の方も関係した内容を整理して理解できるように記載しています。認知行動療法や論理療法を知りたい方は、連載をご期待ください。