芸術療法
分析的心理療法で上げたユングは、芸術療法でもかかわりのある人です。
彼はフロイトと決別した後、ひどい精神病に悩み、数年かけ治療に望みます。その時に立体的模様や平面模様を描いて自分の心の癒しを図るのです。そのため彼はある図形が心の癒しに強い影響を持つことを発見します。
その後、中国の訳書の著者から、推薦文を依頼されます。その中に、ユングが心の癒しに役立った絵と同じような絵があったことに驚きます。それが、曼荼羅でした。東洋では、ユングが精神病を解決するよりずっと以前から、心の安寧を図るために、宗教画として「曼荼羅」を使用していたことを知るのです。彼はその後、主として中国とチベットの曼荼羅研究を始めます。
曼荼羅と言うのは、円を中心として、四方八方に広がる図を意味しますが、このような絵は、精神病の方が描くとき、快方に向かうか逆の良くないほうに向かうかのいずれかの時だといわれています。また、子どもの成長過程で、円や曼荼羅図は、成長の変化の境目で描かれます。
絵というのは、皆さんも描きながら、出来不出来は別として、何らかの快感を持たれる方が多いのではないでしょうか。その浄化作用を利用し、内面を深化探りながら、心の不安定さを持ち直していくのに有効に働くことがあるのです。実際に、幻聴に苦しんでいた方が、絵を描いている時に、ずいぶん表情が変わっているので、「何か聞こえてますか」と質問すると、「あ、きこえてない」と驚いた場面もありました。絵は、ある種の魔力も持っています。
このように、言語活動とは違った表現手段を用いて行われる心理療法を「芸術療法」といいます。
「芸術療法」には、描画、詩歌、音楽、箱庭、コラージュ、など広い範囲で執り行われて追います。
芸術療法の適応範囲も広く、神経症、心身症、統合失調症(急性期は禁止)、子どもの情緒的問題、痴呆老人、などその適応範囲は広いといえます。
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