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20年01月05日
心身一如 ありがとうの“ちから”
「うつ病や不安障害の治療に必要なこと」
「ありがとう」に関しては、昨年クライエントさんが、伝えてくれた本当にありがたい話があります。ご本人からの情報公開の許可を得ていますので、初めてこの話を知る方にもお伝えしたいと思います。その方を仮にAさんとします。
Aさんは、若いころに膝を骨折して、手術がうまくいかずに、不自由をしていました。しばらくして、反対側の膝を同じように骨折し、とうとう両足ともに動かなくなってしまいました。その時、まだ若い年代で、今後も動かない足を引きずって暮らさなければならない人生に絶望して、死を決意します。まさに実行しようとしたその日、ふと、腕を見ます。数日前に怪我をした腕の傷口がかさぶたでふさがり始めているのを見て気づきます。「私は死のうとしているが、身体は生きようとしている。」その時、偶然に「ありがとう」という言葉が浮かんできたそうです。それからは、「ありがとう」と生きようと思いました。何があっても、「ありがとう」と生きていると、この世の中には、如何にありがたいことが多いかに気づきます。そうすると、ありがたいことが次々と起こり、ありがたい人にも出会うようになってきます。こうして、「ありがとう」を信じて暮らしているうちに、足が動いてしまったという話を聴きました。