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20年01月06日

悪夢病(睡眠障害)の克服・ありがとうの“ちから”パート2

悪夢病(睡眠障害)の克服・ありがとうの“ちから”パート2

 

 Aさんから、「ありがとう」の奇跡的な威力を聴いてからまもなくのことです。(この話も、クライエントさんから情報公開の許可をもらっています。この方をBさんとします。)

 Bさんは、毎晩悪夢にうなされて、夜中、睡眠途中で目が覚め、寝付かれない日々が続きました。悪夢の恐怖と睡眠不足の不安で、参ってしまい、日常の生活が困難になってきました。悪夢の内容はそのほとんどが過去の苦しみに関係することで、そのことが現実に起きるかもしれないと想像すると、ますます不安になり、夢から覚めた後も疲れたまま苦しむということでした。この悪夢病に伴う睡眠障害やその他の一般的な睡眠障害は、こうした状況の中で繰り返す思考による不安です。すなわち睡眠障害は、思考障害と言えます。阪神カウンセリング・ラボでは、睡眠障害の方には、この思考の処理の仕方を学ぶことで、ほとんどの方が納得され、克服していきます。

 Bさんの場合も、同じように睡眠障害に関してカウンセリングを継続していましたが、この日私はBさんに、Aさんの「ありがとう」の話を伝えた後、

「寝る前に、“ありがとう”を繰り返していってごらん。」と言いました。Bさんは、この日寝る前に、“ありがとう”を何度も繰り返して寝ました。その翌朝、笑って目が覚めたそうです。その日をきっかけに悪夢病を乗り越えることができました。

 私たちが起こしている言動は、全て脳がキャッチしており、特にその言葉を率直に脳が受け止めている事実を立証してくれた体験でした。