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20年01月07日
うつ病の治療効果としても認知された「マインドフルネススキルトレーニング」
マインドフルネススキルトレーニングは、阪神カウンセリング・ラボにおいては、心理療法として採用してから10年ほどたちます。
マインドフルネスキルトレーニングは、うつ病の症状改善にも有効であることが明らかにされています。前回からのテーマでもある、私たちの言動やうつ病などの病気は、全て脳の中に仕組まれた結果です。その脳のなかに起こっている不具合を正常に回復するためにも、マインドフルネススキルトレーニングは役立ちます。数年前にNHKの番組でも放送されたうつ病の治療に用いられているマインドフルネススキルトレーニングに関して、衝撃的な映像がありました。うつ病の患者さんの脳は、ストレスホルモンのダメージによって、視床下部、特に海馬に情報を送る神経線維が切れてしまいます。その神経線維の少なくなった状況から、マインドフルネススキルトレーニングをしていくと、海馬を結ぶ神経線維が回復している映像がありました。マインドフルネススキルトレーニングは、うつ病をはじめ様々な精神疾患に有効であることが、臨床的にも科学的にも明らかにされています。
