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20年01月12日

うつ病不安障害の治療・マインドフルネススキルトレーニング

うつ病、不安障害の治療・マインドフルネススキルトレーニング

 

   人が不安になるのは、思考が原因になっていることが多いと言えます。うつ病や不安障害等、心の病気に関して重要なことは、思考や感情など、意識上の事項はすべて意識下、即ち脳がすべてを掌握しているという現実です。ここに着目した心理療法が、認知行動療法でした。これからの心理療法は、これまで行われてきた分析療法も行動療法も認知療法も、意識下の連携で治療を行うことが極めて効果的で、このことを視野に入れた心理療法が着目されるようになってきます。意識上と意識下の連携については、これまで、臨床的には理解してきたことですが、意識上のことが実際どれだけ脳に影響を与え、つながっているのかという科学的な根拠は不十分でした。西暦2000年以降、脳の内部まで見える医療機械が発展し、思考や感情の連携した様が、脳の部位まで見えるようになってきました。それにしたがって、これからの心理療法は、脳の組織まで影響を作り出すことの可能な方法が求められます。この点、マインドフルネススキルトレーニングは、脳の組織まで影響を及ぼすことのできる心理療法として、ますます注目されていくことと思います。

   阪神カウンセリング・ラボでは、これまでの心理療法とマインドフルネススキルトレーニングを組み合わせて、効果的な精神疾患に対する治療を実施しています。