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20年01月26日
ギャンブル依存症の心理療法
「ギャンブル依存症とは何か」
ギャンブル依存症に関しては、DSM-5では、衝動制御症群 病的賭博(ギャンブル障害)として以下のように診断します。診断事項として、「耐性」「離脱」「強迫的使用」「問題行動・支障」がありますが、窃盗症や盗撮などの問題行動も、これらに該当する事項です。
耐性:当人はギャンブルをコントロールしているのではなく、逆にギャンブルに支配されている。いくらギャンブルをしても満足せず、掛け金を増やし続けなければ以前のスリルが感じられなくなる。
離脱:やめると、苛立ち、落ち着きのなさ、不安、悲しみといった離脱症状が起き、もっとギャンブルをしたくてたまらなくなる。
強迫的使用:以前のように楽しくないにもかかわらず、ギャンブルを続けなければならないように感じる。
問題行動・支障:経済状態、家庭、仕事の能力、法的立場、自尊心の深刻な損害を与え続けながらギャンブルを執拗に続ける。
除外
1.娯楽としてのギャンブル
2.職業としてのギャンブル
3.躁病エピソード 躁病エピソードの最中に行われる衝動的行動としてのギャンブル