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20年01月26日
ありがとうの”ちから”
四季の会に参加された皆様から、様々な話題を提供いただきまして、これからの阪神カウンセリング・ラボ進展のアドバイスもいただきました。
講演の内容は、「ありがとうの”ちから”」でした。ありがとうの言葉は、脳に力を与え、心も体も力強いエネルギーを醸し出すというお話でしたが、参加者の方から、身体的な痛みの話題が提供されました。そこで、東洋の心理療法は、西洋と異なって、「心身一如」の理念で実施されていることを中心に話しました。特に、昨年亡くなられた東洋の心理療法を提供した、成瀬悟策先生の「動作法」の話をしました。彼は、体が動かないのは、動かそうとしていないからだという考えで、小児まひで足の不自由な子供の足を動かしてしまうという治療で一躍有名になった人です。
心理療法とは、薬物を一切使用せず、治療する方法です。臨床を積み重ねていく過程で、クライエントさんが良くなるためにどうしたらよいかという治療者側の努力から、あらたな治療法を編み出していきます。阪神カウンセリング・ラボも、ここでしか実施されていない方法をもっています。その話も併せてお伝えすることができました。
前回実施したバウムテストの結果は、皆様から好評をいただきました。「非常によく当たっており、これから生きていくうえでとても参考になった。」というお話もいただきました。