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20年02月12日
弁証法的行動療法とマインドフルネススキルトレーニング
弁証法的行動療法とマインドフルネススキルトレーニングは、境界性パーソナリティ障害だけでなく広い精神的問題解決に使用される方法です。
弁証法的行動療法は、治療が難しいとされている、境界性パーソナリティ障害の治療法として開発され発展したものです。しかし、その内容は、その他の精神疾患にも適用可能な重要な内容を持っています。弁証法的行動療法は、大きく4つのスキルトレーニングで構成されています。「苦悩耐性スキル」「マインドフルネススキル」「感情調節スキル」「人間関係調節スキル」の4つの内容です。この内、前者2つのトレーニングは、今この瞬間を受け止めて、感情的にならないで、冷静に対処することを可能とする内容となっています。
「苦悩耐性スキル」は、「徹底的受容」を軸として、「注意をそらす」「リラックスして落ち着かせる」「対処する」の3つのスキルトレーニングを下部に備え、境界性パーソナリティ障害の人が、激怒しないように、また激怒した時に使えるように構成されています。この二つが軸となって「感情調節スキル」や「人間関係スキル」のトレーニングが工夫されています。