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20年02月16日
こうすれば治る、というお話をテーマにしています。
「不安障害やうつ病の治療」(毎週日曜日のテーマです。前回は20・2・9、この続きです)
心の病気まで発展しなくても、精神的な不安定な状態は増幅して残りますから、一層ストレスフルになります。そうすると、新たな問題発生となって、考え始めるのです。未来のことを考えて対処する方法は、幼い時から繰り返されて実行してきますから、習慣化されて、大人になっても気が付くと、あれこれ考えています。考えれば安心しているという体験で、考えないことはかえって苦痛となります。また、そこまで考えるかというところで考えますから、そんなことは起こるはずがありません。起こるはずがないことまで考えるのですから、それはある意味で「成功体験」となります。また、たまたま、忙しくて考えないような時があると、心配したことは起こります。そうすると、考えなかったから起きたのだと反省して、そこまで考えるかというところまで考えます。こういうのを「魔法の考え」といって、うつ病や心の病気になりやすい人のよくする対処法です。パニック障害や不安障害の人のほとんどがこの考え方「先行き不安」によって問題を起こしてしまうのです。